伊東豊雄 建築|新しいリアル(せんだいメディアテーク) [美術展感想]
昨年の末に見逃してしまった展覧会を、たまたま友人の結婚式で行った仙台で巡回展をみつけてしまいましたo(≧д≦)o
東京オペラシティアートギャラリー でやったのは内容は少し変更されているとのこと、どんな風に変わっているのかは分からなかったがとりあえず見てみることに!
なーんにも知らずにいったので、この展覧会の会場になったせんだいメディアテークがこの建築家本人の作品とは入って展示物を見てから知りました!!
パンフレットだけをみて行くと曲線を多用した有機的なイメージの建物ばかりかと思いきや、直線が主の建物もけっこうありました。
窓とか外観などは曲線でも中身は割りと普通の建物だったりするのがそう感じさせるのかもしれません。
それでも作家の中で曲線は重要なものらしく、どんな建物でも曲線意識して使ってないものはほとんどなかったように思います。
そして、作家の国内の作品と海外の作品を見比べると顕著な差がみられるのですが、海外の作品のほうが遊び心が存分に出ているように思う。
それは作家の問題と言うよりも、施主(発注者)の差だと思う。
日本人のイメージの貧困さ?もしくは建築物に対する規制の多さなのだろうか・・・・・?
ちなみに、このせんだいメディアテークも海草をイメージしたチューブ状の空間が1階から最上階まで通っているのですが、図面ではわりと有機的なやわらかいものを感じるのですが、実際は素材が鉄とガラスということもあって無機的な感じでした。
(そして、これ以外はふつーな建物!!)
それでも、このチューブの独特の存在感は決して利用者に対して不便な感じをあたえるというものではなく、そこになんとなくあるが、気づくとこれはなんだろうと中を覗き込んでしまうもののように思います。
そんななかで、今度作られる台中メトロポリタン・オペラハウスの構造はあまりにも生き物の内部を思わせる曲線を使用したものでどんなものに仕上がるのか楽しみです。
おまけ
東京オペラシティアートギャラリー での展示方法の方が変化があって楽しかったかな??
(HPの写真をみるかぎり)
落ち着いてみるには仙台の方でよかったかもしれませんが。
明るくて広いですから!!
括弧内は20名以上の団体料金と前売り料金。
豊齢手帳・身体障害者手帳などをお持ちの方は半額。
また閉館の1時間前より半額。
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