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名物刀剣 宝物の日本刀(根津美術館) [美術展感想]

なかなか時間が無くて感想が書けず、とっくに会期期間は終了しているのですが、メモ代わりにざっくり書いておきたいとおもいます。

 

根津美術館は前から行ってみたところではあったのですが、工芸品の企画展が多い美術館なのでなかなか興味がわくものがなく行く機会がありませんでした。

今回は刀剣ということでこれは見に行くべしと思い行ってきました。

 

2009年に全面改装しただけあってとても綺麗な美術館でした。

ロビーは3階まで吹き抜けのとても広がりがある空間で、全面ガラス張りの南面には庭園が広がっています。

そんな美術室の2室が今回の企画展に使われてました。

 

今回のお目当ては刀剣と言いながら、実は拵えの方が見たかったのですよ!

でも、やっぱりほとんど拵え付きの刀剣はほとんどなかったのですが、この展覧会でその理由がわかりました。

豊臣秀吉が名刀を蒐集していたのですが、大阪城が燃えた際にそれらの刀剣も一緒に燃えてしまったのですね。

でも刃の部分はもちろん残るため、それを再度打ちなしたのが現在の姿となっているといことで・・・・。

そりゃ拵えが無いのが多いわけです。

 

展示品はそれこそ平安時代に源氏が使っていたという品から、江戸時代までありますがやっぱり多いのは優れた刀鍛冶がいた鎌倉時代の刀が多いです。

 

ここまで書いておきながらなんですが、工芸品の感想って難しいのですよ!

何がって、出品目録の名前を見ても記憶の中の展示品と一致しない場合が多い。

もういろいろごっちゃまぜになっています。

絵とかだと大体タイトルで覚えられるのですが・・・・。

というわけで本編の感想はかなりもっさりした書き方になってます。

 

ぶっちゃけもうほとんどのものが私の記憶では一緒になってしまっている中、一番印象に残ったのはまるでそこから霧が湧き立っているよな刃紋がある刀です。

これがどれだったのか思い出せないorz

メモしておけばよかった。

(メモしながら見る時も結構あるのですが!)

なんとも言えな幽玄という表現が合う刀でした。

 

後は刀の反りを見たり切っ先を見たり、拵えがあるのも数点ありまして北条家の家紋が入った金属の拵えはかっこよかったです。

(目録みて正しい名前を書こうと思ったらどれだかわからなかった!)

実際帯刀したら重いでしょうが・・・・。

 

あと拵えが残っているのは短刀・小太刀とかが多いですね。

いわゆる嫁入り道具になっていたので、地方にあり火災を免れたのでしょう。

でもちゃんとした刀の拵えが見たかった。

会場の中央に飾ってある展示品もあるので、上から下から横から全て眺められるので刃の薄さなどもしみじみみてました。

 

いろいろ名刀がみれました。

伊達政宗が使っていたという刀もありました。

でもしかしどれがどれだったのかもうごっちゃです・・・・。

でもこれだけ一同に展示環境のよい場所でみれたので行って良かったです。

(この美術館は展示品にとってとてもよいライティングがされている場所だと思います)

 

 

 

あとおまけ

同時開催の展示品のちょこっと感想

仏像の展示室が1室とロビー展示がありました。

仏像の感想・・・・。

前の空海展の時にも書いたけど難しい・・・・。

石仏はロビーに飾ってあるのでいろんな方面から眺められます。

 

古代中国の青銅器

これがこの美術館のメイン収蔵物なのか、もらったチケットのイラストが青銅でした。

これは面白かった。

饕餮(トウテツと読む(この漢字ちゃんと表示されるのか?)空想像の神獣らしい)をモチーフにしたまったく実用的とは思えない青銅器の数々。

まあ多分祭事に使うものなのでそんな気づかいは無用でしょうが。

羊が背中合わせになった器などもかわいいです。

青銅器は地味と思っている方は一度はこれ見た方がいいですよ!

 

お伽草子絵巻

室町時代の作なのですがはっきりとした作者が分かってないものみたいです。

当時それなりの人が気軽に楽しむために見るためのものだったらしいです。

ちょっと雑な感じがするタッチでした。

(3作品ありました)

 

長月の茶

当月企画ということで、お茶関係の展示物です。

中心は茶器ですね。

端にミニ茶室があったり、展示品が畳の上に置いてあったりと展示方法が工夫されてました。

やっぱり器の感想って難しい!!

 

おまけのおまけで庭

だいぶ年数が経っているのか全体がもっさりとした庭ですが、傾斜を上手く使って作庭されてます。

一番下の部分には池や川などもあるのですが、全体的に作り込んだ庭というよりも野放図に近い感じで植物が生育しているため緑が濃く感じる空間です。

その分落ち着いた雰囲気で、小道が縦横無尽に敷いているため散策するには良い場所だと思います。

また茶室も何カ所もあるのですが、一般の来場者は外から眺めるだけとなってました。

本館に近い場所は芝もありここは開けているため明るい雰囲気の中、仏像や灯篭がここにも飾ってありました。

 

 


特別展
名物刀剣 宝物の日本刀

2011年8月27日(土)~9月25日(日)


休館日 月曜日 ただし9月19日は開館、翌20日閉館
開館時間 午前10時‐午後5時
(入場は午後4時半まで)
入場料 一般1200円、学生1000円
*中学生以下は無料
*コレクション展「古筆切」の会期中(7月13日〜8月14日)、ミュージアムショップにて前売り券(各100円引き)を販売します。
会場 根津美術館 展示室1・2

 


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