森秀貴・京子コレクションによる現代版画展:後期(三鷹市美術ギャラリー) [美術展感想]
いろんなところで展覧会が12/23で終わってしまうため、12/22に美術館等をハシゴしてきました。
三鷹美術ギャラリー
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山本有三記念館⇒(あとで感想書きます)
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国立新美術館(シェル美術賞展2013・第38回土日会展(両方ともタダで見れたため!))
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東京ミッドタウン(デザインハブ第43回企画展『これからの「くらし」、これからの「かたち」―クラフトとデザインの総合と未来形』展)←特段感想は書かないつもりだけど一言。工芸品主体の展覧会で、素材がいろいろで面白いものもありました。
全部小さな展覧会だったので、ハシゴしても結構大丈夫でした。
それではまずは三鷹市美術ギャラリーから!
前期行ってきて、今回は後期分です。
前期にもありましたが、靉嘔さんの作品が今回は一番多かったかな!
池田龍雄
「鷹の血」はテーマ作品なのか、同じタイトルで他の方の作品もありました。
どこらへんが鷹の血なのかは分かりませんがとても版画っぽい作品で、デザイン化された部品みたいなものが描かれているのですが、ぺったりとした画面にとってもあってました。
堀宏哉
「風の声」シリーズは、画面の勢いがいいです。
画面に筆を勢いよく走らせただけのようにも見えますが、作品によって色を変えていて、その組みあわせにより画面から受け取る印象が違ってきます。
また太いザラっとした線のなかに細い線で曲線を描いているのが、画面の変化を出してるのが受け取れます。
絵具が垂れたようなところがあるのですが、これも製版されたものなんですね。
個人的には(記憶に間違いなければ(>Д< ;) )D-1とF-1が好きです。
靉嘔
前回もレインボーシリーズありましたが、今回もかなりの数がありました。
前回は気がつかなかったのですが、この作品は色数だけ刷っているということですね。
この色数刷っているというということは何版刷りなんだろうと思っていたら、今回の作品の最後に「192 Gradation Rainbow」というのがあったのですが、これは192版刷りということなんですか?!
そうだったらそれはそれで凄い!!
前にもましてサーモグラフィーの画面に見えてくる。
「オープニング或いは再び田園」はどこかで見たことがあるなー!
人間が連なっているのだが、奥の方の人間もちゃんンと虹色で表現されているのだけど、色数がさすがに少なくなってた!
春画をレインボーにしたものはエロさが薄まった(かな?!)
十二単の表現が作風をとりいれていて面白かった。
元絵はルソーなのかな?
あの色遣いとレインボーの相性がいいので、なんともいえない怪しい雰囲気が出ていた。
瑛九
「貝1958」がかわいくて良かった。
雑な感想でした。
前期作品よりも今回の方が面白かったかな!
終了間際でしたけど、相変わらず人がほとんどいなくてゆっくり見れました。
森秀貴・京子コレクションによる現代版画展
前期:2013年 9月14日(土)〜10月14日(月・祝)
後期:2013年11月23日(土・祝)〜12月23日(月・祝)
【開館時間】 10:00〜20:00(入館は19:30まで)
【会 場】 三鷹市美術ギャラリー
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階→会場地図
【休館日】 月曜日(9/16、9/23、10/14、12/23は開館)、
9月17日(火)、9月24日(火)
【観覧料】 会員=160円 一般=200円 65歳以上・学生(大・高)=100円
中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
→割引入場券
【出品作家】 前期:ジョン・ケージ、元永定正、前田常作、草間彌生、靉嘔(Part1)、
ナム・ジュン・パイク、横尾忠則、谷川晃一、坂口登
後期:池田龍雄、靉嘔(Part2)、彦坂尚嘉、堀浩哉、大浦信行、藤江民、瑛九
【主 催】 (公財) 三鷹市芸術文化振興財団・三鷹市美術ギャラリー
http://mitaka.jpn.org/gallery/
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