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写真展「昭和」 写真家が捉えた時代の一瞬(日本橋三越) [美術展感想]

あ、忙しくしていたら9月ブログ更新してなかったorz

 

今回はタダ券頂いたので見てきました。

「昭和」の写真展ということだったのですが、写真家をあまり知らない私でも知っているような方たちの写真がいっぱいありました。

構成は一応年代順。

太平洋戦争挟んでの40年分ぐらいです。

キャプションもちゃんとついているのですが、展覧会にしては珍しく全部昭和年での表記でした。

 

戦前では開発されていく東京の姿が印象的でした。

そして人の服装も洋装の人もいますが、まだ和装がメインでした。

地下鉄の入り口などかなり雑な感じで、今見るとちょっと面白いです。

 

戦中の写真もありますが、あまりそれを意識したものは少なく満遍なく人々の日常を写している感じでした。

本土での戦争がなかった分、戦時中でも生活の雰囲気は戦前の写真と変わらない感じでした。

 

戦後になると様相は一変。

ほとんどがれきや半壊した建物ばかり写り、また人々の姿も貧富の差が見られます。

そして、地方の写真も結構あったのですが、やっぱり都心との差が色濃く出てました。

雰囲気としては、戦前の日本と変わらない感じです。

 

昭和35年以降から東京オリンピック、大阪万博などがあり、近代日本と言えるような状況がみてとれます。

特に印象的だったのは、高速道路がつくられる前の日本橋の写真。

 

ざっくり、写真の感想というよりも写真をみての昭和の感想ですね。

 

結構展示数があるのですが、やっぱり木村さんの秋田の写真はその被写体との距離の短さがかんじられる作品が多数あり良かったです。

 

全体の構成としては、年代順やら地域ごとやらといまいち見やすさに欠けてはいたように思います。

 

昭和の写真というと戦争の悲惨さを前面に出したものが多い感じですが、今回は生きている日常の人間の姿を見せていくという点はとても良かったです。

 


写真展「昭和」 写真家が捉えた時代の一瞬

 木村伊兵衛、入江泰吉、土門拳、浅野喜市、濱谷浩、
 緑川洋一、林忠彦、薗部澄、芳賀日出男、長野重一、
 田沼武能、熊切圭介

●写真展概要
タイトル:写真展「昭和」 写真家が捉えた時代の一瞬
 会 期:2013年10月2日(水)~2013年10月7日(月)
 会 場:日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
入場料:一般・大学生700円/高校・中学生500円[小学生以下無料]
主 催:写真展「昭和」実行委員会
 協 賛:株式会社ニコン、株式会社ニコンイメージングジャパン
後 援:日本写真家協会、日本写真協会
 協 力:周南市美術博物館、土門拳記念館、奈良市写真美術館、
 日本カメラ財団、富士フイルム株式会社
 企画制作:クレヴィス


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