「劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語」みてきたよ!(ネタばれ有りです!) [映画感想]
タイトル長いけど、短くするとどの作品こと言っているのか分からなくなってしまうからなー!
毎度の今更ですが、新作劇場版見てきました。
見てきたのはだいぶ前なのですが、やっぱり感想書くの遅くなってしまったorz
(他に書くことがあったのでそれが書き終わらなかったからなんですけどね!)
ネタばれしてるよといっても、この作品ならネタばれしてる感想と考察に世の中溢れているからでしょうから、そんなに大したことは書いてはないですよ!
(毎度のことか(´=ω=`)ゞ)
上映前になぜだか火憐と月火が上映前注意案内してたよ!!
シャフト繋がりだからか?!
いきなりの謎空間OPでしたが、踊り子の影が舞うところで思わずウテナを思い出してました!
マジカルバナナみたいな攻撃技?でしたね!
ここいらの導入部分はすごくうまくいっていると思います。
中途半端に前作を引っ張るのではなく、全く違う形だった魔法少女たちのバトルは、ある意味まどか☆マギカの世界から視聴者をいったん切り離したことで、映画だけの世界に入り込ませる効果があったように思います。
初っ端はアレな世界なのでみんな仲良しです。
ってここで濁してもしょうがないのだけど、ほむらの理想世界なので人間関係はまーるく納まってますし、キュウべえもしゃべったりしません。
だがそれにしてもさやかの上条君への未練の無さは最初は違和感あったのですが、この世界が作られたいきさつを知って妙に納得しました。
あれだけ辛い思いして彼の幸せだけを祈った彼女だからこそなんだなと思うと、その未練の無さが彼女の幸せに見えました。
そしてまどかのそばにキュウべえがいるように、マミさんのそばに魔女がペットトのようにいます。
名前もちゃんとあってベべと呼んでいて、みんなも違和感なく接している世界。
ベベは微妙にしゃべるのだよね。
なぞ語だけど!
ちょっとかわいい
そしてべべの声で新キャラの正体知ってしまったよ!!
劇団イヌカレーのキャラを普通に動かすとこんな感じになるのかとみてました。
ベベとマミさんがとても仲良しで、魔女退治を一人でやっていたときも一緒にいたという場面はTV版の彼女の寂しさを感じました。
そして序盤の見どころは早乙女先生の暴走シーンでしょう(笑)
なんだかんだあってこの世界に違和感を感じるほむら。
この時点でこの世界の描写にけっこう時間を費やしているので、これから真実が明かされるのかと思っていたら、ここから状況は二転三転することになりました。
劇的にほむらの心情が変わるのが、メガネをとり三つ編みをほどいていくので表現してるのはTV版を見ている人ならおおっと思った場面ではないでしょうか?!
世界はほむら達が住んでいる町しかないことで、目を付けられたのはベベ。
結局はとばっちりだったのですけどね。
このベベをめぐるほむらとマミさんの戦闘シーンはかっこよかったですね。
同じ銃どうしの戦いとあってかなりのスピード感がありました。
ここは1回見ただけではもったいない映像でした。
ほとんどまどかにしか興味がないほむらなのに、ここではマミさんの人物像について吐露している場面がちょっと切なかったかったです。
こんなによく見てそして優しく思っていてくれたのかと思い、他のメンバーも同じように見ていたのかもしれないと考えるとちょっとやるせない気分になります。
(マミさんほどではないけど、杏子とさやかに対してもそんな片鱗をみせてましたね)
逆にほむらの本質は結局まどかしか知ることができなかったわけだし・・・・・。
ここでほむらがまた一人になってしまうのかと思いきや、さやかとベベの正体であるなぎさちゃんが登場します。
ここは実はほむら自身が作った世界。
まどかと一緒にいたかったという願望の世界。
まどか以外の人間はほむらがまどかのために現実世界からつれてきてしまった人たち。
なぜほむらはこんなことにしてしまったのか。
キュウべえが概念であるまどかを観測するために、魔女化一歩手前のほむらをそのままの状態で保存しているから。
そこにちゃんとまどかは迎えにきた。
でも逆にほむらの世界に捕えられて、概念になった自分のことを忘れていた。
このほむらが世界の真実を知ったことでいろんなからくりが解かれている様はすごかったと思います。
TV版の世界観・設定を全く壊していない!!
それでいてこれだけの話としても成立してる。
そこからのキュウべえがまどかを自分たちにとって都合のいいように利用しようとしているのだと、ほむらが気がついた場面ではぞくっとしましたね。
ここまでいろんなことをやってきたキュウべえが神にも等しいまどかを利用したらどんな世界になってしまうのか・・・・。
普通だったらこれからの逆転あるのだろうと期待しながら見る場面でしょうが、脚本が噂の方なのでこれからが本当の絶望のはじまりなのかとさえ思いました!
またここのほむらが痛々しいですね。
まどかを巻き込まないようにことを納めようとするほむら。
みんなの助けもあって、現実世界でキュウべえに拘束されていたほむらは解放される。
そして円環の理であるまどかが迎えに来るのだが、キュウべえに利用されるならという思いからそしてほむら自身の想いから、円環の理のまどかから人間の頃の記憶のまどかを引きちぎる。
ほむらは自分でその行為を「愛」といい、理から外れてソウルジェムすら変化させた「悪魔」となる。
このほむらがひとり自分の気持ちを吐露し続けて、他から見たら凶行といえる行為にいたったシーンを見ているうちにこれは「愛だな」と思っていたらほむら自身でもそう言っていた。
でもほむらがそう言ってしまったことで、私の中ではこれは一般的にみんなが言っている愛ではなく「情念」だと思った。
まどかは「博愛」ならその対極にあるほむらは「情念」
ただ一途に人間として、愛と憎悪を併せ持つ。
愛って綺麗な印象の方が強いけど、もっとドロドロしたものを含んで愛という言葉はあるのだと思う。
そしてほむらはまたあの閉じた世界に戻っていく。
みんなまた全部忘れて和やかな日常に戻っていく中、最後にかろうじて記憶を保持したさやかがほむらに問う姿がまた痛ましかった。
そしてさやか・杏子ルート確定なのか(>Д< ;)
ほとんど活躍しなかった新キャラのなぎさちゃんですが(-_-;)最後の最後でランドセル背負っていたということは、小学生ですか!!
小学生であの過酷な魔法少女をやっていたとは(゜Д゜;)
大体物語の最後って、その後は適当に視聴者にゆだねられる日常に戻ったところで終わるパターンが多いのだけど、この話は閉じた世界に残された人間が多いので、その後現実との差がどうなっているのか気になる終わりですね。
特に円環の理である方のまどかが、自分の一部を引きちぎられたまま、そして自分の理からはずれたほむらをこのまま放置するのか気になるところではあります。
かつてまどかは、あったはずの過去もありえたはずの未来も見てきたと言っていたが、この展開もみていたとしたら、ほむらはこのままでは済まないのではないだろうか。
そこにみなの安息と早乙女先生の幸福があれば良いのですが(笑)
後半は怒涛の展開でありながら、世界観を壊さず、無駄に複雑にせずに1つの作品を作り上げたのは凄いと思います。
ただやっぱり新房監督が前面に出てない分、演出面では大人しくなったように思います。
特にほむらの悪魔化シーンは新房監督ならもっとエグくなっていいたと思うのは私の偏見でしょうか?!
個人的には続いても、続かなくても納得いく内容でした!!
公開してからほどほどの時に見に行ったのですが、割と年代も性別もバラバラの客層でした。
そして私の後ろには男子高校生の集団が(大体6、7名)いて悪い予感がしました。
まあ思ったほどではなかったが、やっぱりうるさかったよ( ;∀;)
上映中はお静かに!!
追記
映画もかなりのヒットしたみたいですね。
ここまで良いコンテンツだとこれだけでは終わりそうにないですねぇ~!!
なんとなく感想と一緒にイラスト付けるの定番にしていたら絵の方が出来上がらなくて、書き上げてから1カ月ちかく経ってしまっていたorz
絵の中にも書いたけど、ほむほむの衣装は本当に適当です。
「へそは見えていたような・・・。」というぐらいの印象で描いてます(>Д< ;)
たぶん今時期だったらネット徘徊すればもう悪魔化コスチュームもイラストにしているものが出てるかもしれませんが、あえて見ずに描きました。
もういっぱいいっぱいで描いたので、適当イラストですみません!!
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