「サカサマのパテマ」見てきたよ!(ネタばれ注意!!) [映画感想]
なんだか年末になるとアニメの映画見てるような気がする。
ニコニコ動画で2、3話ぐらいまでは見ていたかな?!
(見逃してなけば、配信された全部はみたはず)
それが劇場公開になったということで、先も気になっていましたし、監督の前作である「イブの時間」は見ていたのですが、結構好きな作品だったので今回も見に行くことにしました。
ニコ動で配信されていたとおりではなくて、話の構成は少し変わってました。
配信された分の映像自体は変わってないように見えたけど、私の感覚的にちょっと変更さているのかなという感じでした。
(なのでほとんど変わらないはず!!)
監督も言っていたけど、話としては王道な感じですね。
ただパテマがその世界に出ると重力がエイジ達と逆なので、画面的には不思議な感じがします。
お互いに干渉を拒み一方は地下で、一方は地上で暮らす人間たち。
それを知らないパテマはかつて地上に行ったことのあるラゴスに空というものを聞いていて、憧れをもっていた。
ある日地下から外に出ようとするが、途中コウモリ人間に襲われ穴の中に落下してしまう・・・・。
という冒頭なのだが、あの国家防衛軍?(だったけ?)の人は一人であんなところにいて何してたんだろうと見終わるとそんな疑問が湧いてくるのですが・・・・・。
パテマも運がいいですよね。
木に引っ掛からなければ、そのまま空に落ちてしまうところだったのに!
まあそれは主人公補正ということで!
パテマとエイジの出会いの場面は印象的でいいですね。
パテマをつかんだはいいけど、リュックの分だけ重いからだんだん上昇してしまうとは!
結局リュックは空に落ちるけど、それほどなにが入っていたのだろうか?
パテマは心細いのは分かるけど、折角助けてくれたエイジに対してかなり横柄な態度なのが・・・・。
でもスーツの下の私服がかわいかった!
そして地上の食べ物食べて、「これって体重減るのかな?」という発言も。
それよりちゃんと消化されるのかが私は気になりましたよ!
まあ案の定地上の人間に見つかるわけですよ!
だって全地域をカメラで監視されてるような監視国家ですからね!
そこでエイジとパテマの逃避行ですが、ムーンウォーク以上にパテマの浮力を使って跳躍するシーンが良かった。
かなりの崖もひとっ飛びしている浮遊感が、飛行機で飛んでいるとか魔法とかともなんか違う感じがしてました。
でもパテマはやっぱり捕まってしまうのですよね。
で、ここまでちょいちょいでてきたイザムラさんですが、ラスボスとしてはしゃべりすぎのベタな蛮行に小物臭しかしません。
私はラスボスは別に出てくるのだろうと思っていたのですが、イザムラさんが一番悪い人でした(笑)
ただの女の子いじめているおっさんでしたね!!
さかさま人を嫌っているのは分かるのですが、最後まで何をしたかったのかわからない。
他の住民にさかさま人のことを知られたくないだけならわざわざパテマを捕獲することないし、どうもパテマを自分の思い通りにさせたいだけだったみたいな感じだし・・・・。
イザムラさんがしゃべりすぎたのは、この世界の世界観を彼にほとんどしゃべらせたせいでしょうね。
もっと説明なくても良かったのでは?と思う。
きっとよく分からないという文句はもちろん出るでしょうが・・・・・。
悪役のキャラ作りはいまいちだったような・・・・。
ジャクさんも自分がやっていることは正しいことなのか?という葛藤は見えてくるのですが、いまいちキャラが立つ前に終わってしまったような感じでしたね。
嫌がらせのように天井がガラス張りの最上階に簡易ベットをつけてパテマを監禁。
まあお姫様はお城の最上階にいるもんですからね!!
ここからエイジとポルタの救出劇はなかなかの連携プレーで2人ともかっこよかったですね。
一番いいところはやっぱりエイジに持ってかれたけど(笑)
そんで結局空に落ちる二人。
際限なく落ちて行ったら宇宙に出てしまうので、どうなる事かと思ったら星空だと思って見ていたのは照明だったとな!
空にも地面があり、そこに降り立つ2人だけど、この話で唯一納得できないのはこの場面。
エイジの浮力あるけど、パテマ+重りでかなりの勢いがついているので空の地上に接地した時点で2人はバラバラなはずなんだけどな?!
あと、星空があの程度の光で地面まで届くと思えないが!
まあそれは置いておいて、空の地面でパテマのリュックを見つけ、エイジのお父さんが作った飛行機器を見つける。
そこで父の手記を見つけてすべての顛末を知ることになるエイジだけど、エイジの父とラゴスとの関係を文章説明と回想に頼りすぎている感はありますね。
あともっとざっくりでいい。
飛行機器を使って脱出することにする2人。
すでに空の地上はかなりの熱を発してきている。
この描写で夜空から、昼間の太陽に変化しているというのが分かるのがいいですね。
忌まわしき空から人が降ってきて来ていることで、町は騒然となる。
もちろんイザムラさんも追っかけて捕まえようとするわけで!
でも失敗。
で、パテマ達が住んでいる穴の中にまで追いかけてくるが、もつれてパテマ、エイジ、イザムラ、ジャクは穴の天井に到達する。
もうここですでに上下がごちゃごちゃなんですが、見てればなんとなくわかります。
でも画面の絵はどういう角度でみたいらいいのかと、自分の脳が悩んでいるような感じでした。
また天井につくまでのエイジとパテマの連携プレーがいいですね。
天井にこそ世界の隠された謎が秘められていた。
天井の先こそ重力変動実験によって壊れた地上だったのだ!
なにかあるだろうなとは思ったけど、こうきたかという感じでした。
その設定にそれほど驚きはしなかったのだけど、パテマがちゃんと立つことのできる大地があったことがなんとなくうれしかったです。
そして、まあイザムラさんがどこに飛んでいったかはかなりの謎ですが、かつてのパテマのようにビビっているジャクさんが面白いです。
さっくりではありますが、逆さま人と地上人が出来た経緯が語られましたが、それだけで十分納得できます。
エイジもパテマにつかまりながら、地上を堪能。
それをみているポルタはかわいい嫉妬でしたね。
でもこの二人はこの状態ではこの先恋愛関係になることはないのだろうなと思いました。
なっても長続きはしないでしょう!
だからポルタ心配しなくていいよ(笑)
総評としては、特殊世界を舞台に話を作りたくて、その点で外せない設定は語りで済ませてしまった部分が多いのが残念。
あとキャラ的には、上にも書いたけど敵キャラにまったく魅力がない。
ラゴスとエイジのお父さんの関係も物語上必要だったのはわかるけど、ちょっと付けたし的な扱いなのが気になりました。
なんか構成というか演出というかそういうのが今一歩惜しい感じなんですよね。
もうちょっとうまく組み立てられれば良かったかなと・・・・?!
あと時間的に無理なんだろうけど、もうちょっと逆さま人の生活ぶりがみたいかったですね。
それ以外はおおむねいい感じだったと思います。
イブの時間の時は3DCGの感じがよくでていたのだけど、今回は全く感じなかったですね。
多分使っているのだろうけど、前のアニメでも実写でもない構図とかが好きだったのでその点は残念ですね。
もう自然すぎて私が気がつかないだけなのかもしれませんが!
パテマの声優さんかわいかったです。
パテマの印象にとってもあっていたように思います。
役の印象がついてないのがいいですね。
まあ岡本さんはその逆になってしますのですが、まあエイジは普通だからいいか・・・。
吉浦監督には変に玄人っぽくならずに、もっともっと作品作っていってほしいですね。
最後の歌はエスペラント語なのかな?
こんなところでエスペラント語を聞けるとは!!
もし二人が幸せに暮らしたいということになったら宇宙で暮らすしかないなー!
(エイジの能力が反重力なら、地球から離れればパテマと一緒の環境になるだろうからな!)
イラスト入れたかったけど間に合わなったので後日入れます
↓入れて見ました。
というわけで、どっちかの重力に引かれているというわけでなく、無重力状態の2人な感じで描きました。
エイジを髪型変えたら誰だかわからなくなってしまったよ(-_-;)
まいど雑ですまんです。
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